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Introduction

日本の「染織」は技法の多さに加え、技術・表現において世界最高水準に達しています。

東京藝術大学の染織専攻では、伝統技法の本格的指導およびテキスタイルデザインや空間演出の現代美術分野においても、幅広く学ぶことができます。

次世代の造形表現や独自のブランドを確立していく教育方針にあり「染」「織」双方の技法をバランスよく編成した、カリキュラムづくりを心がけています。

2017年2月6日月曜日

横須賀ゆかりの友禅作家 中村光哉展

染織研究室の名誉教授 中村光哉先生の展覧会が横須賀美術館で開催されます。

中村先生の「ろう染」や「友禅染」の粋な作品に見られる、高いデザイン性や表現力。
現在も先生の作品を通して学生は学びを得ています。



横須賀ゆかりの友禅作家 中村光哉展』




休館日:2017年3月6日(月)、4月3日(月)
観覧料:一般 800円(640円)/高大生、65歳以上 600円(480円)/中学生以下無料 
  • ※2月12日(日)は市制記念日による無料観覧日
http://www.yokosuka-moa.jp/exhibit/kikaku/1606.html

中村光哉は、後に友禅の重要無形文化財保持者(人間国宝)となる中村勝馬の長男として、東京に生まれました。東京美術学校日本画科を卒業後は、友禅の因襲から意図的に離れ、ろう染めによる黒を基調とした作品を制作しました。この「黒の時代」と呼ばれる頃に、中村は楽器や遊園地といった染色には珍しいモチーフを取り上げながら、独自の画面構成を追及しています。 
そうして、ろう染めによって評価を得た中村でしたが、1980年頃を境に、技法を友禅へと転換します。1984年に横須賀市西部の、海をのぞむ高台に住居を移したことによって、モチーフも大きく変化しました。横須賀で制作された、海や港をモチーフとした友禅によって、中村光哉は新境地をひらくことになります。 
本展では、横須賀や三浦を描いた友禅にくわえて、水戸市立博物館や東京国立近代美術館などが所蔵するろう染め作品など、約80点の屏風やパネルを通して、色あせないモダンな中村光哉の世界をご紹介します。 (横須賀美術館HPより)